大森山王の家2012年9月竣工
大森という古くからのお屋敷町の見晴らしの良い敷地に建つ家族3人の住宅の計画である。
コストの制約が厳しかったので、形態はシンプルでありながら他にはない家を創ろうと計画はスタートした。
ボリュームを決定する上で各斜線が厳しかったが、天空率を採用することで南側(道路側)のファサードは
十分な開口が取れるだけの壁面を確保した。2階にLDKを配置することで眺望と天井高さを確保し開放感の
ある空間を実現した。家の中心となる2階の空間を特別なものとしたかったので、屋根の棟全てにスリットを
設け空が見えるようにした。このトップライトは日時計のように空間に時間軸を与えより豊かな空間としている。
眺望の良い斜面地に建つ
2階は大きな開口部